Japanese Colour Dictionary

くれない

KURENAI

  • #D7003A
  • 赤紫系
  • JIS慣用色名
  • バースデーカラー

紅とは

紅(くれない)は、紅花で染めた冴えた赤です。JIS慣用色名では系統色名を「あざやかな赤」とし、マンセル値は 3R 4/14。彩度14は日本の色名の中でも最も高い部類に入ります。紅花の花びらに含まれる紅色素はごくわずかで、濃く染めるには大量の花と手間が要りました。そのため紅は高価な色とされ、濃さによって着てよい身分が分かれていました。

紅の色データ

色名
読みくれない
ローマ字KURENAI
カラーコード#D7003A
カラーコードの出典伝統色資料の代表値
RGB215, 0, 58
色系統赤紫系
JIS慣用色名該当(紅色)
JIS系統色名あざやかな赤
マンセル値3R 4/14
時代・成立背景奈良〜平安
染料・モチーフ紅花(植物染料)
別表記紅色

この図鑑のカラーコードはWeb表示用の代表値です。日本の伝統色は資料・染色条件などにより色の値に差があり、唯一の正解値があるわけではありません。

紅の名前の由来

「呉藍(くれのあい)」、つまり大陸から渡ってきた染料が語源とされます。ここでの藍は植物のアイではなく、染料そのものを指す語だと考えられています。

紅と日本文化

平安時代、濃く染めた紅は位階によって着用が制限された禁色にあたり、淡く染めた一斤染だけが誰にでも許された聴し色とされました。同じ紅花の染めでも、濃さで扱いが分かれていたことになります。

JIS慣用色名としての紅

紅は、JIS Z 8102:2001「物体色の色名」の慣用色名に採録されています。

規格JIS Z 8102:2001
慣用色名紅色
系統色名あざやかな赤
マンセル値3R 4/14

マンセル値はJIS慣用色名としての代表値です。正式な色指定や最終校正では、JIS原規格またはJIS色名帳を参照してください。

紅はバースデーカラー?

紅は、366日のバースデーカラーにも使われています。

バースデーカラー側では「紅色」と表記しています。同じ色名の異なる書き方です。

図鑑側(#D7003A)とバースデーカラー側(#D60068)で色が違うのは、参照している資料が異なるためです。図鑑は伝統色・JISの代表値、バースデーカラーは『誕生色事典』の色値を使っています。どちらかが誤りというわけではありません。

紅に近い日本の色

OKLab色空間での距離が近い順に5色です。数値は色差で、小さいほど近い色になります。

紅に近いバースデーカラー

366日のバースデーカラーのうち、紅に色として近い5日です。

赤紫系の色をもっと見る

赤紫系の日本の色を全17色見る →

よくある質問

参考資料

この色のページで参照した資料のみを挙げています。